てんちゃん続編

2010年02月14日 18:46

「実はみにこられた人がてんちゃんをみて、うちには
あわないかも・・・とかえられるんで、最後この子だけ
のこってるんですよ。」

ん?なんでだ?あんなにかわいい写真だったし、
おとなしい性格ってかいてたのに。

「てんちゃーん」

てんちゃんパパさんが奥の部屋からてんちゃんを呼ぶ。


「・・・・・。」

「・・・・・・。」

「・・・・・・・・。」



でてこない。しょうがなく抱っこしてつれてきてもらった
その姿。

頭をひくーくかがめ、尻尾は完全にさがり、
おなかのとこまで丸めている。なので腰もかなり下へまがっている。
いまにも

「ヒャン!」

といいそう。そして上目遣いでこちらをみても
目をみるとそらす。絶対に目をあわせない。
そしてこれでもかってぐらいブルブルふるえている。
体をさわると更に体をかたくして、

「もうかんべんして~」

といった感じ。足を持って伸ばすとその体制から
かえれない。足の裏にとげでもついてるかのように、
ソロリソロリブルブルブルブル・・・。


「この子はガキ大将みたいな性格だったんですけど、
一年前ぐらいに去勢をしてから、ビビリになってしまって。」


・・ビビリすぎやろ!


まだ飼いつづける他の2匹の犬たちが元気いっぱいで
人見知りもせずにじゃれついてくるので、よけい
てんちゃんの病的なまでにびびってるのが
かわいそうになる。

「てんちゃん、よしよーし。」

なでてても、余計体を固くしてブルブル。
こえーよ。こえーんだよ。さわるなよ。
とでもいっているよう。


「でも慣れたら一番の甘えんぼなんですよ。」


・・・想像つかん。


でも、先生の心に迷いはなかった。
なぜなら先生は「博多のムツゴロウ」といわれ、
動物と会話ができると勝手に思い込んでいたからだ。


愛なのです。
特に犬は人間みたいに遠まわしな駆け引きとか、
追えば逃げて逃げれば追うみたいなあまのじゃくじゃ
なく、ストレートに

「好きです。」

ってのをみせればいいのです。
いいなー、犬よ。
私も犬になりたい。。。・・ゴ、ゴホン


それはいいとして、飼い主さんに


「今日つれてかえっていいですか?」


と聞く。ご夫婦は私に血統書をくれた。


募集の段階では、血統書はつけません。
と書いてあった。

あまり知られていないことだが、最近は


「里親詐欺」


がたくさんおこっている。
わざわざ家族のふりをして父と息子など何人かでもらいにきて、
犬好きを装い、もらった後は、売り飛ばして仲介料で
金儲けをしたり、実験所に売ったり、
ひどい人は自分が虐待したいためにそういうところから
子犬をもらうひともいる。
そういうのは犬好きのふりをするのでなかなか
みわけられない。
売られることを避けて、血統書はつけないことで
いくつかの悲劇をさけられるのだ。

そんな中つけませんと書いてあった血統書をくれたことは
てんちゃんパパ&ママさんに信頼されたということなので
うれしかった。しかもてんちゃんの誕生日は
うちの母と同じ誕生日だった!

運命や~

とても愛情深くそだてられてたみたいで、パパさんにもべったりだったので、
引き離すのがかわいそうなきもしたけど、


そんなこんなで漢方家にてんちゃん到着。

その日は先生ゲン×2だったため、母親におねがいする。
急いでかえってくると、かたまっとるー!
ブルブルブル。。。。





つれて帰ってくる途中によったペットショップで

「この子は3日ぐらいものをたべないかも。」

という予想も的中で、

1.僕は水をのみません
2.僕はおしっこをしません
3.僕はうんちももちろんしません
4.ごはんはほしがりません勝つまでは!

その日は母のおふとんにみんなで寝た。
朝方、キューとないたかとおもうと、
おふとんに大量のおしっこ!

もうたえれなくなってしたらしい。
母と私はおしっこをがまんされるのがつらくて、
おもわずほめてしまった!

次の日も我慢して我慢した後におふとんにすることとなる・・・
嗚呼。

2日目 ベストから急いでかえる。
職場から寄り道せずに帰るのは何ヶ月ぶりかしら?
その日もてんちゃんは水も食事もとらない。
大丈夫か?!
置かれた場所からうごけない。
相変わらず腰がたたない感じ。
もしかしたら歩けないのでは?という不安がよぎる。
とにかく人間に慣れてもらうために、
始終ゴロゴロしてすごす。朝がきてもゴーロゴロ。
そうしていると段々おなかをみせて寝るようになった。
なでるのをやめると前足で

「なでてなでて」

ちょっとでもやめると

「なでてなでて。」

その後ついにてんちゃんが歩いた!


「クララー、クララがたった!」


そして水をがぶがぶのみ、一粒ずつなら手から
ご飯も食べた!

そしておふとんにおしっこをじょーー(泣)

そしてそれを境に、あんなに曲がってた腰が嘘のように
尻尾を振って歩くようになった。顔もきてたときとは
別人のように写真でみたてんちゃんの笑い顔。

しかし少々慣れさせすぎたようで、
今ではべーったりの甘えん坊になってしまった。
目が合うとペロペロなめてきて、膝の上にむりやりのってくる。

先生は男性とつきあうときもなんでも「はいはい」
と聞いてしまい、最後には相手を「ドS」に仕立て上げる、


「ドS製造機」

といわれているが、
こころなしかてんちゃんの

「なでてなでて」の時の顔が

「なでろ」

になっているような・・・・



まあそんなこんなでまだ精神的に不安定な
てんちゃんですが、みなさまよろしくおねがいします!


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