銭形「いいえ、ヤツは大事なものを

2005年09月15日 15:23

盗んでいきましたよ、それは貴方の・・・

「自転車ーー!!!」

ぬおー、バカにしおってから。
また盗まれた。大体私は半期に一度決算セールぐらい
に盗まれる。たのむよおい、貧乏人から物とるなんて
盗賊の名がすたるよ。

と、トボトボ帰る道すがら、大通りの向こうに
どう見ても奇声を発しておられるお方が・・
「イーーー!!イーーー!!」
私を知ってる人は次の展開がわかると思うが、
私はこういう類の人に絡まれやすい。
急がねば。だが、信号が青に変わったとたん、

「イーーーー!」

あらあら、一直線にこちらへ向かっていらっしゃる。
ほとほと自分の能力の衰えなさに感心。
するとその怪人は私のまわりで
「葉っぱ隊」のような舞をおどりだしたのだ。
漫画から抜け出たような、間抜けな「舞」に
冷静をたもっていた私も思わずにやけた。
するといきなり奇声を発していた彼が、
ぴたりと動きをとめ、先ほどとは打って変わって
非常にジェントルマンが如し物腰で私にいうのだ。

「それでいいのさ。」

「!!!!!!。」

あまりの変わりように絶句していると、

「ボンボージャー!!(?)」

といいながら去っていった・・・。
なんだか盗られた自転車の事なんて
どうでもよくなったよ。
母さん、あれは奇人の皮を被ったエンジェルちゃん
だったんだね。僕ちっぽけだったよ。

んで、家に帰ったら自転車の事が
猛烈にくやしくなった。そこで今日の先生の
教訓。

「喉元すぎれば熱さ忘れる」




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